2017年9月23日土曜日

学習環境

線型代数入門(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第3章(線型写像)、2(写像(II))、問題4、5、6.を取り組んでみる。


  1. sをSの任意の元とする。

    fは全射なのでf(r) = s を満たすRの元rが存在する。

    g( s ) =g( f( r ) ) =( gf )( r ) =( g'f )( r ) =g'( f( r ) ) =g'( x )

  2. rをRの任意の元とする。

    ( gf )( s )=( gf' )( s ) g( f( s ) )=g( f'( s ) )

    は単射なので、f(s) = f'(s)。


  3. sをSの任意の元とする。

    g(s) = tとする。

    合成写像g ○ fは全射なので(g ○ f)(r) = t を満たすRの元rが存在する。

    g(f(r)) = g(s)。

    gは単射なので、f(r) = s。

    よって、fは全射。

    tをTの任意の元とする。

    合成写像g ○ fは全射なので、(g ○ f)(r) = tを満たすRの元rが存在する。

    g(f(r)) = t。

    よってgは全射。

    また、問題の仮定よりgは単射でもあるので、gは全単射。

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